細胞や外側の平滑筋

ホルモンの受容体

でも、よくかむことでその害を未然に防ぐことができると知っていれば、寄生虫や虫を恐れる必要もなくなります。よくかんで唾液がたくさん出ると、それだけ分泌されるエンザイムの量も増えるので、エンザイムの消耗につながるのではと思うかもしれませんが、そんなことはありません。よくこなれていないものを胃腸に送り込んだときより、体全体で消費されるエンザイムの量はずっと少なくてすむのです。そして、よくかむことによって食欲が自然と抑制され、食べる量が減ると、消化·吸収に使われるエンザイムの量も減るので、体全体で見ると、さらにエンザイムを節約することになります。消化に消費されるエンザイムの量が減るということは、ミラクル·エンザイムを消耗しなくてすむので、解毒や体の修復、エネルギーの供給など、体の恒常性を維持するために使えるエンザイムの量が増えるということです。その結果、抵抗力、免疫力がアップし、長寿につながります。また小食を心がけていると、食べたものがほとんどきれいに消化·吸収されるので、消化しきれない余分なものが腸内で腐り毒素を発生させることもなくなります。そのため解毒に使われるエンザイムも節約できます。
事実、新谷食事健康法を実践していただくと、約半年ほどでみごとなまでに胃相·腸相が改善され、ガスや便のいやな臭いも軽減されます。「食事はよくかんだほうがいい」腹八分目が体にいいというのは古くからよくいわれていることですが、その最大のメリットは、「エンザイムの消耗を防ぐ」ということだったのです。
どんなによい食物であっても、どれほど必要不可欠な栄養素であっても、過剰摂取は健康を害する原因となります。
細胞や外側の平滑筋

医師が母親から聞い

大切なのは、よい食物バランスよく、そしてよくかんで食べることです。食事においてこの三つのよいを心がけることで、あなたのミラクル·エンザイムは劇的に節約され、健康な体で人生をより長く楽しむことができるようになるのです。動物を食べるのか?
食の基本は、フレッシュ新鮮なものを食べることです。
なぜフレッシュなものがよいのかというと、フレッシュであればあるほど、ミラクル·エンザイムのもととなるエンザイムがたくさん含まれているからです。
地球上にはさまざまな食性をもった動物がいますが、そのすべてに共通しているのがエンザイムを多く含んだ状態の食物を好むということです。こうした食の基本を、私たち人間は忘れかけているのではないでしょう人間は食べ物に含まれる栄養素を調べ、それを分類し、カロリーを測り、現代の栄養学を確立しましたしかしそこには、食の基本であるはずのエンザイムの存在がスッポリ抜け落ちてしまっています。
そのため、エンザイムを含まない死んだ食物が、たくさん食べられるようになってしまいました人間とともに暮らしているペットの食事にも同じことがいえます。最近のペットフードはどれもエンザイムの含まれていないものばかりです。そして、その結果が、さまざまな病気というかたちでペットたちを苦しめています。ですから、私も犬を飼っていますが、ペットフードはいっさい与えていません。犬にも自分たちが食べる玄米を食べさせているのです。犬が玄米なんて不思議な感じがするかもしれませんが、玄米に海苔をかけたものなどはとても喜んで食べています。果物も好きですし、もちろん野菜も食べます。ブロッコリーの芯のところをさっとゆでて与えると、取り合いしてまで食べています。
肉食動物というと、しか必要としていないように思いがちですが、そんなことはありません。彼らも植物を必要としているのです。ではなぜ肉しか食べないのでしょう。それは、植物を分解するエンザイムを彼らがもっていないからです。
野生の肉食動物を観察するとわかりますが、彼らは草食動物しか食べません。そして、狩りをしたら、草食動物が食べた植物がエンザイムとともに消化されかけている腸内臓部分を真っ先に食べます。

 

生活習慣を改めることが大事

これによって肉食動物は草食動物がその胃腸で消化した植物と消化しつつある植物を得ているのです。肉食動物は草食動物だけを食べ、草食動物は植物だけを食べる。これが自然の摂理です。この自然の摂理を無視すると、必ずしっぺ返しを受けます。その代表的な例が「BSE牛海綿状脳症」です。
BSEの原因は、現時点ではまだ完全に解明されていませんが、プリオンというタンパクが異常化したことから脳の海綿化が生じることがわかっています。ではなぜプリオンが異常化してしまうのでしょう。
BSEが、肉骨粉(食肉処理の過程で得られる肉、皮、骨などの残渣から製造される飼料原料)を含む飼料の流通を通じて広がったことは、これまでの調査で明らかです。農林水産省をはじめとする各国の公共機関は「遺伝的に汚染された肉骨粉」という言い方をしていますが、私にいわせれば、そもそも草食動物である牛に肉骨粉という動物性の食物を与えること自体が自然の摂理に反したことだったのです。牛に肉骨粉を与えたのも、そもそもは人間の身勝手でした。肉骨粉を与えると、牛のミルクに含まれるタンパク質やカルシウムの量が増加するのです。そして、タンパク質とカルシウムの多い牛乳ほど高く売れるのです。ですからBSEという病気ができたのも、その牛を食べた人間の脳が海綿化してしまうのも、いってみれば自然の摂理を無視して我欲に走った傲慢な人間が受けた当然の報いだと私は考えています。ごうまん結局、人間を含めて動物はみな、るのです。

何をどのぐらい食べるのがよいのかというのは、自然の摂理で決まってい自然の摂理を無視したところに健康な生活はありませんまずいものを食べていては健康になれないの章では、どのような食物が命を養うよい食物で、どのような食物が健康を損なう悪い食物かということを述べてきました。よい食物悪い食物を分けるポイントは、命のもとともいうべきエンザイムの有無と、フレッシュさ、つまり酸化の有無でした。
そして、そのよい食物をどのようなバランス
ればいいのか、ということにも触れました。
でとればいいのか。
また、それをどのようにして
食べ人間は進化の過程で食物を調理するということを覚えました。それによってより多くの食物を楽しんだり、食物を保存したりすることができるようになりました。
病気が発症する急性期によくあらわれます。
神経物質を受け取る

医師にかぎらず

しかしその半面、貴重なエンザイムを調理の熱によって失うというデメリットを負うことにもなりました。
野生の動物で調理をする生き物はいません。また、食物を精製したり加工したりして食べるものもいません。
ですから、健康によい食事を研究している人のなかには、人間もいっさいの食物加工をやめ、すべて生の状態で食べるべきだという人もいます。でも私はそうは思いません。なぜなら、健康に生きるためには人が幸福であることがとても大切だからです。食事は人間にとってもっとも大きな喜びをもたらすものです無理してまずいものを食べていたのでは健康にはなれないのです。ですから新谷食事健康法では、えています。自然に学びながらも、楽しみながらそれを続けることが何よりも大切だと考そのためのポイントはすでに紹介しました。

植物食と動物食のバランスは、八五S九010--五とすること全体としては、穀物雑穀、豆類を含むを五0%、野菜や果物を三五四0%、とすること動物食は一0·五%

  • 全体の五〇%を占める穀物は、
  • 精製していないものを選ぶこと動物食は、できるだけ人間よりも体温の低い動物である魚でとるようにすること食物はどれも精製していないフレッシュなものを、なるべく自然な形のままとるようにすること牛乳·乳製品はできるだけとらないこと(乳糖不耐症やアレルギー体質の人、牛乳·乳製品が嫌いな人はいっさいとらないようにする)マーガリンや揚げものは避けることよくかんで小食を心がけること自然の摂理と人間の体の仕組みを知って、これらのポイントを守れば、ることはそれほどむずかしいことではありません健康によい食事を楽しみながら続け子供のときから習慣づけることです。

    うつは頑張ってはいけないと言います

    いちばんいいのは、それがおいしいという喜びになるのなら、分厚いステーキやチーズやお酒も、でも大丈夫です。食事は日々の積み重ねです。たまに羽目をはずすことがあっても、意した食事をしていれば、ミラクル·エンザイムがあなたの健康を守ってくれます。
    たまになら食べても飲んほかの九五%が健康に留大切なのは、楽しみながら、正しい食事を長く続けていくことです。
    病気の大半は遺伝よりも習慣に原因がある病気になる人には、それだけの理由が必ずあります。食生活が乱れているか、食べ方が間違っているか、または生活習慣が乱れているか、あるいはそのすべてということもあります。
    アメリカでは一九九〇年から、ガンの発生率、死亡率ともに減少傾向にあります。これは一九七七年にアメリカの議会で報告されたマクガバン·レポートを機に政府が掲げた食生活のガイドラインが、アメリ社会に少しずつ定着してきたからだと思います。しかし、アメリカ人のすべてがよい食事を心がけているわけではありません。はっきりいって現在のアメリカでは、社会的なレベルが上の人ほど真剣に食生活の改善に取り組んでいます。そのため、経済力のあるいわゆるのアメリカ人の食生活は、いまはとてもヘルシーなものです。野菜や果物をたくさん食べ脂のしたたるようなステーキが食卓に載るようなことはとても少なくなってきています。そのため太っている人もあまりいません。アメリカでは太っている人は社長になれないといわれていますが、これは、自分の健康管理すらできない人に会社の経営管理はできないということが、社会での常識になっているからです。
    では、なぜ上流の人と庶民の間で食生活のができてしまうのでしょうか。
    一つにはコストの問題があります。野菜や果物を購入する際、少しでもフレッシュなもの、農薬や化学肥料を使っていないものを選ぼうとするとどうしてもコストがかかります。これは日本でも同じだと思いますがよい食物はやはりそれだけ値段も高いのです。そのため、同じ情報を同時に得たとしても、それをすぐに実践できるのは経済力のある層から、ということになってしまうのです。

    細胞や外側の平滑筋

    症状でくくってしまっていいのだろう


    そしてもう一つの要因は、アメリカの場合は、知識力と経済力が正比例しているからだと思います。食事が病気の原因となっているという情報を得たとしても、その意味の深刻さをきちんと受け取って、実際の自分の生活に反映させるにはそれなりの知識力が必要です。その結果、いまアメリカでは健康な富裕層と不健康な庶民層に分かれつつあります。そして、この傾向はこれからますます強くなっていくのではないかと思っています。なぜなら今後、それぞれの階層でいまの食生活が習慣として受け継がれていくからです。中高年になって、親と同じ病気を発病する人はとてもたくさんいます。糖尿病、高血圧、心臓病、そしてガそうしたときに「親もガンだったからしかたないよ。うちはガンの家系なんだよ」という人がいますがそんなことはありません。遺伝的要素がゼロだとはいいませんが、最大の原因は、親が病気になった原因である習慣を受け継いでいることにあります。子供は育った家庭の習慣を無意識のうちに刷り込まれて育ちます。食べ物の好み、調理法、生活のサイクル、価値観などは家庭によってそれぞれ違いますが、同じ家で育った親と子ではとてもよく似ています。つまり、子供が親と同じ病気を発症しやすいのは、遺伝子として病気の原因を受け継いだからではなく、病気の原因となった生活習慣を受け継いだ結果なのです。よい食材を選ぶ、よい水を選ぶ、規則正しい生活をする、薬は極力飲まない、そうした体によい習慣を受け継げば、子供はそれほど苦労をせずに健康を維持しつづけることができます。
    しかし逆に、酸化した食物を平気で食べる、ミネラルウォーターを買ってまで飲むことはしない、具合が悪くなるとすぐに薬に頼る、不規則な生活をする、そうした体に悪い習慣を受け継ぐと、子供は親よりもさらに不健康になってしまうでしょうこのように、よい習慣悪い習慣も、次世代に受け継がれます。小さいころに、親から「牛乳は体にいいから毎日飲みなさい」といわれて育った子供は、それを信じて飲みつづけるでしょう。そして、大人になったときには健康を害してしまうのです。
    ですから私たちは、自分がいまどのような習慣をもっているのか、きちんと見極めてから次世代に手渡す責任があるのです。それはよい習慣なのか悪い習慣なのか習慣は遺伝子を書き換える年齢を重ねれば重ねるほど、身についた習慣を改めるのはむずかしくなります。逆に、幼いうちに刷り込まれたものは、その人の一生を左右するほど深く根づきます。ですから、よい習慣をできるだけ早い時期に刷り込むことが大切なのです。