症状よりはるかに長い期間つづく統合失調症を理解するため

遺伝子説はテロメア説に集約されるトコンドリア

その子供たちは、二人ともアメリカで生まれ育ったのですが、生後六、七か月のころにアトピー性皮膚炎を患いました子供たちの母親は、かかりつけの小児科医の指示に従っていたのですが、いくら治療を受けても子供たちのアトピーは一向に改善されませんでした。そして三四歳になったころから、ひどい下痢を起こすようになったのです。そしてついには血便まで出るようになってしまいました。びっくりした母親が私を頼ってきたので、急いで内視鏡を入れて中を見るとその子供は潰瘍性大腸炎の初期でした潰瘍性大腸炎は食事内容が関係して起きることが多いので、私はすぐに子供たちが普段からよく食べている食物を調べました。そして、ちょうど彼らがアトピーを発症した時期が、医師の指導のもと授乳を打ち切り牛乳を与えるようになった時期であったことがわかったのです。私は子供たちの食事から、すぐに牛乳と乳製品をすべてカットするよう指示しました。
も下痢も、アトピーすらもピッタリ治まったのです。
すると案の定、血便のちに患者さんたちに食歴のアンケートをとるとき、牛乳·乳製品をどれぐらいとっているかという項目を設けたのも、このときの経験があったからでした。その臨床データによれば、牛乳や乳製品の摂取はアレルギー体質をつくる可能性が高いことが明らかになっています。これは妊娠中の母親が牛乳を飲むと、子供にアトビーが出やすくなるという最近のアレルギー研究の結果とも一致しています。
日本ではここ三十年ぐらいのあいだに、アトピーや花粉症の患者が驚くべきスピードで急増しました。その数はいまや五人に一人ともいわれるほどです。なぜこれほどアレルギーを起こす人が急増したのか、さまざまな説がいわれていますが、私はその第一の原因は、一九六○年代初めに始められた学校給食の牛乳にあると考えています。過酸化脂質を多く含む牛乳は、腸内環境を悪化させ悪玉菌を増やし、腸内細菌のバランスを崩します。その結果、腸内には活性酸素、硫化水素、アンモニアなどの毒素が発生します。こうした毒素がどのようなプロセスを経て、どのような病気を招くのかはまだ研究途上ですが、牛乳はさまざまなアレルギーだけではなく、子供が白血病や糖尿病などシリアスな病気を発症する原因となっているという研究論文がいくつも出ています。埼玉にある看護の大学で基礎を理解するこうした論文はインターネットなどで見ることができますので、ぜひご自分の目で確かめていただくといいでしょう。
いろいろな健康被害をもたらす可能性をもっている牛乳ですが、立つといわれていることです。最大の誤解は、牛乳が骨粗鬆症の予防に役年をとるとカルシウムが減るので、も、骨粗鬆症にならないように牛乳をたくさん飲みなさいといわれます。
でこれは大きな間違いです。牛乳のカルシウムは、牛乳の飲みすぎこそ骨粗鬆症を招くのです。
小魚など他の食物に含まれるものより吸収がよいといわれますが、それは少し違いま人間の血中カルシウム濃度は、通常九ミリグラム-00cc中と一定しています。ところが、牛乳を飲むと、血中カルシウム濃度は急激に上昇するそうです。
そのため一見すると、カルシウムがより多く吸収されたように思いがちですが、この血中濃度の上昇こそが、悲劇をもたらすのです。じつは急激にカルシ48血中濃度が上がると、体は血中のカルシウム濃度をなんとか通常値に戻そうと恒常性コントロールが働き、血中余剰カルシウムを腎臓から尿に排泄してしまうのです。つまり、カルシウムをとるために飲んだ牛乳のカルシウムは、かえって体内のカルシウム量を減らしてしまうという皮肉な結果を招くのです。牛乳を毎日じんぞうたくさん飲んでいる世界四大酪農国であるアメリカ、かんせつ関節骨折と骨粗鬆症が多いのはこのためでしょう。
スウェーデン、デンマーク、フィンランドの各国で、股これに対し、日本人が昔からカルシウム源としてきた小魚や海藻類に含まれるカルシウムは、血中カルシウム濃度を高めるほど急激に吸収されることはありません。

  • ホルモンなどが測定できます。
  • 症状を伴う方によいとされています。
  • 健康を損ないやすいのです。

治療できます

しかも、牛乳を飲む習慣のない時代の日本には、骨粗鬆症はありませんでした。現在も、牛乳を飲む習慣のない人や牛乳の嫌いな人に骨粗鬆症が多いという話は聞いたことがありません。小エビや小魚、海藻類は腸内で消化された後、体に必要なカルシウムとミネラル分を吸収するので、体の仕組みに即したよい食物といえるのです。ヨーグルト神話
に疑問を感じるこれだけの理由最近カスピ海ヨーグルトアロエヨーグルトなど、各種のヨーグルトが健康効果をうたってブームになっています。しかし、ヨーグルトを毎日食べると腸によいというのはウソだと、私は考えています。ヨーグルトを食べつづけている人に話を聞くと、「胃腸の調子がよくなった」便秘が治った「ウエストがスッキリした」というようなことをいいます。そして、こうした効果があるのは、すべてヨーグルトに含まれている乳酸菌のおかげだと信じているのです。
ところが、この乳酸菌のおかげというのが、そもそも怪しいのです。人間の腸にはもともと乳酸菌がいます。こうしたもともといる菌を常在菌といいます。
人間の体は、外から入ってくる菌やウイルスに対するセキュリティシステムができあがっているので、たとえそれが体によい乳酸菌であったとしても、常在菌でないものは、このセキュリティシステムに引っかかり殺菌されてしまうようになっているからです。
まず最初に働くのが胃酸です。ヨーグルトの乳酸菌は、胃に入った時点でほとんどが胃酸によって殺されます。そのため、最近では特別な工夫を施して腸まで届く乳酸菌を売りにしたヨーグルトも登場しています。しかし、腸まで届いたとしても、はたして常在菌と手を取り合って働くことが本当に可能なのでしょうか。たしかにシャーレの中では生きたまま腸に届くことが確認されているようですが、実際の胃腸の中は実験室とは違います。私がこうしたヨーグルト神話
に疑問を感じるのは、臨床現場では、ヨーグルトを常食している人の腸相がけっしてよいものではないからです。
症状が現れることもあります。
ですから私は、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が生きたまま腸に届いたとしても、そこで腸内バランスをよくする働きがなされることはないと考えています。
では、なぜヨーグルトに効果を感じる人が多いのでしょうか。その理由の一つに乳糖を分解するエティムの不足が考えられます。乳糖というのは乳製品に含まれる糖分のことですが、これを分解するエンザラクターゼ
は、年齢を経るごとに減少していきます。
でも、これはある意味で当たり前のことです。
なぜならというのは、赤ん坊が飲むものであって、来ラクターゼは大人には必要ないエンザイムなのです。
大人が飲むべきものではないからです。
つまり、本乳糖はヨーグルトの中にもたくさん含まれています。そのため、ヨーグルトを食べると、エンザイム不足から乳糖をきちんと消化しきれず、その結果として消化不良を起こします。つまり、ヨーグルトを食べると、軽い下痢を起こす人が多いということです。この軽い下痢によってそれまで腸内に停滞していた便が排出されたのを「乳酸菌のおかげで便秘が治った」と勘違いしてしまっているというわけです。

ヨーグルトを常食していると、腸相は悪くなっていきます。これは三十万例の臨床結果から自信をもっていえます。もしあなたがヨーグルトを常食しているなら、便やガスのにおいが強くなっているはずです。これは腸内環境が悪くなってきている証拠だと思ってください。くさいのは、毒素が腸内で発生しているからです。
このように、一般的にも健康効果がうたわれ、企業などがいかにわが社の商品がすぐれているか訴えているもののなかにも、実際には体にとってよくないものはたくさんあるのです。
冒頭でも述べましたが、これからは自分の健康は自分で守っていかなければならない時代です。相手から出される情報を鵜呑みにするのではなく、自分の体で確かめ、真実を見極めることが必要なのです。自分の体で確かめるというのは、ただたんに食べてみる、やってみるということではありません。細胞の数が減ってい

細胞に対しては数をどんどん増やして

なぜなら、先ほどのヨーグルトの例のように、便秘が治ったからよいと勘違いしてしまうこともあるからです。
自分の体で確かめるというのは、きちんと選び、実践し、そのうえで、定期的に胃相腸相を信頼できる医師に診てもらうなど、客観的な結果を確認する努力をするということです。本書で紹介する新谷食事健康法も、実践してくださるなら、私のところでなくても結構ですから、ぜひ実践する前と後で内視鏡検査を受けてみてください。きっと胃相·腸相の劇的な変化を実感していただけることと思います。
ほんろう健康で長生きするためには、外から聞こえてくる声に翻弄されるのではなく、る声にもっと耳を傾けてみることが必要なのです。
自分の体の中から聞こえてく

太く長く生きるための食べ方

あなたはあなたが何を食べているかで決まるあなたは何を基準に日々の食べ物を選んでいますか。
英語には《Youarewhatyoueat.》という格言があります。
「あなたはあなたが何を食健康も病気これは日本語に訳すとつまり、べているかで決まる」となります。私たちの体は、日々の食事によって養われています。
も日々の食事の積み重ねの結果であるということです。日本でも一九九六年、厚生省現厚生労働省は、ガン、心臓病、肝臓病、糖尿病、脳血管疾患、高血圧症高脂血症など、それまで成人病といっていたものを生活習慣病と改称することに決めました。細胞の数が減ってい

細胞の数が減ってい

これはマクガバン·レポートなどから始まった食と病気の関係の見直しによって、これらの病気が年齢ではなく生活習慣に由来するものであることが明らかになったからです。いま、私たちのまわりには多種多様な食物があふれています。その数多くの食物のなかから、日々何を選ぶかによってあなたの健康状態は決まります。健康で長生きしたいと思うなら、たんにおいしいから、好きだからということだけで食べ物を選んではいけないことがおわかりいただけると思います。
ところが現代酉洋医学では、その人がこれまで何を食べてきたかという食歴について、患者さんにたずねることはほとんどありません。現在、潰瘍性大腸炎、クローン病、膠原病、白血病などが世の中で原因不明の難病といわれているのはそのためだと思います。食歴と病気の関係がもっと研究されるようになれば原因不明の病気はずっと少なくなるはずです。
かいようどんな人でも、若いときからたばこを吸って、毎日お酒を飲み、食事は肉中心で野菜や果物はほとんど食べない、そして牛乳やヨーグルト、バターなどの乳製品を食べていたら、だいたい六十歳ぐらいには間違いなく生活習慣病になります。遺伝的に動脈血管が弱い人は高血圧や動脈硬化、心臓病などになるし、膵臓の弱い人は糖尿病になるかもしれません。女性なら子宮筋腫や卵巣嚢腫、乳腺症からこれらのガンに進行することもありますし、男性だと前立腺肥大症から前立腺ガンになったり、肺ガン、大腸ポリープ、変形性関節炎を発症することもあります。


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